日本プロボクシング協会(JPBA)は日本未公認団体の世界ボクシング機構(WBO)と国際ボクシング連盟(IBF)への加盟を日本ボクシングコミッション(JBC)に要望するかどうかを継続審議していくと決めた。30日、都内で行われたJPBA理事会で西日本ボクシング協会が議題に提案。12月23日の次回理事会までに、各地区協会で協議することになった。

 JBCは王者乱立防止のため、世界のメジャー4団体のうち世界ボクシング評議会(WBC)と世界ボクシング協会(WBA)を公認し、WBOとIBFは未公認にしている。そのこともあり加盟には慎重論がある一方、公認されれば他団体王者との統一戦など未知の強豪とのビッグマッチが増加する可能性も高まる。JPBA理事会では初めて議題に挙がっただけに、大橋秀行協会長(45)は「簡単に決まる話ではない」と話し、まずは議論を重ねて協会の意思統一を図っていく考えを示した。