<新日本:大阪大会>◇11日◇大阪府立体育館◇6115人

 小島聡(40=フリー)がIWGPヘビー級王座を守った。挑戦者の中邑真輔(30)を19分17秒、右ラリアットからの片エビ固めで仕留め初防衛。新日ファンのブーイングや「帰れコール」を浴びながら、リング上から「今の新日本プロレスでオレに勝てるヤツはいない。一生オレがIWGP王者だ、バカヤロー!」と叫んだ。

 IWGP王者は全日本時代の05年以来2度目。前回も初防衛戦で中邑と対戦し、60分ドローだった。優勝した8月のG1でも中邑には完敗。王座に就いて2カ月間、後藤を推す新日側を「とにかく真輔」と突っぱねてまで「因縁の相手」にこだわった。来年1月4日の東京ドーム大会ではメーンがほぼ確実。年をまたいで「新日本の宝」を持ちそうになった外様の王者は「誰でもいい。勝てると言うヤツが来い。新日本プロレスは腐ってる」と、挑発するように左手でベルトを掲げた。