第2の人生は、女格闘家!?

 先月27日に今季限りでの現役引退を発表した女子プロゴルファー、古閑美保(29=京セラミタ)が5日、群馬・吉井CCで会見を行い、引退後の夢を明かした。ゴルフの指導者やスポーツリポーターへの憧れを語りつつ「キックボクシングもしたい」と仰天告白。これにK-1の谷川貞治イベントプロデューサー(50)も「ぜひオファーを出したい」と熱烈歓迎した。

 古閑の「キックボクシングやりたい」発言に、K-1の谷川イベントプロデューサー(EP)は「ぜひウチでやってほしい。古閑さんが来てくれるならK-1初の女子部門を設立します。本気ですよ。もちろんオファーを出したい。大みそかの興行に出てもらいたいですね」と大歓迎した。

 話題性だけではなく、古閑の素質にもほれ込んでいる。小学生時代に野球部のエースで4番を打った運動神経と身長167センチの体格に注目。「スター性は抜群だし、とにかく身体能力がすごい。すごく強くなると思いますよ。“女バダハリ”になれる素材です」と、男子の初代K-1世界ヘビー級王者の名前を挙げて絶賛した。

 K-1ではMAX(70キロ級)の魔裟斗が引退して以来、日本人のスター選手が育っていない。世界との差も開いている。「なでしこジャパンがW杯で優勝したように、女子の方が世界に近い。その意味でも古閑さんが本気でトレーニングを積めば、世界の頂点に立つ可能性も十分あります」と期待を込めていた。