WBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(21=大橋)が、V1達成でメーン観戦に専念する。9月5日の同級14位サマートレック(タイ)との初防衛戦を控えた12日、横浜市内でジムワークを消化。通常より多い116回のスパーリングを消化するなど、順調な調整に「相手はランキングも下だし、王座を取った時ほどのプレッシャーはない」と言葉にも自信があふれた。当日のメーンは、ジムの先輩でWBC世界フライ級王者・八重樫と、3階級制覇を狙うゴンサレスの注目の一戦。「歴史に残る試合になると思うので、自分もさっさと終わらせて、ゆっくりと見たい」と話した。