新三役の関脇照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が、死んだふり作戦?で大相撲春場所(3月8日初日=大阪・ボディメーカーコロシアム)に臨む。

 5日は、大阪市東成区内の部屋で、横綱日馬富士と8番(3勝5敗)、平幕の関取衆と12番(7勝5敗)と計20番取った。2カ所の骨を痛めている右足アキレスけん周囲と、ヒジの状態は「痛くて力が入らない。疲れもあるし、今の状態は40~50%」と、エンジン全開にはほど遠いことを強調した。

 もっとも、これまでも故障を抱えながら、最近2場所で3大関撃破など番付を抱えてきた照ノ富士。「右でも左でも、どっちでもいいから上手を取って(相手を)つかまえられれば」と自分の相撲には自信がある様子。「たとえ負け越しても横綱に勝ちたい。今場所はそれ(が目標)」と秘めた胸の内を明かした。