関脇栃煌山(28=春日野)は一時は優勝争いを盛り上げたが、10勝止まりだった。

 嘉風に押し出されると「集中力が足りない」と唇をかんだ。9、10日目に無敗の2横綱を破り、三賞委員会では満票で自身2度目の殊勲賞が決定。それでも「こういう相撲を取ってたらダメっすね。もっと上積みがないと上に上がれない」と危機感を募らせた。