2015年最後の大相撲九州場所が終了し、9年連続9度目の年間最多勝の白鵬は66勝だった。1位が70勝を割るのは、67勝だった06年の朝青龍以来(八百長問題で1場所中止の11年を除く)。

 2位は65勝の照ノ富士、3位は62勝の稀勢の里。先場所まで3場所連続2桁勝利の嘉風が54勝で4位と大健闘し、栃煌山が51勝の5位で続いた。

 優勝は白鵬が3回、照ノ富士、鶴竜、日馬富士が各1回。3年連続でモンゴル勢が年6場所をすべて制覇した。

 日本出身力士は来年1月の初場所で優勝できなければ、06年初場所の栃東(現玉ノ井親方)を最後に10年間遠ざかることになる。