大相撲の横綱白鵬(30=宮城野)が6日、京都・龍神総宮社で節分祭に参加し春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)での「賜杯奪還」を誓った。5年ぶりに訪れた同社で、大島親方(元関脇旭天鵬)らと約4000人の観衆に向けて豆まきを行い「赤ちゃんから大人まで、大勢の人に喜んでもらった」と満足そうに話した。

 自ら引き寄せたい「福」については「たくさんある」とニヤリ。中でも最も欲しいのは、昨年の名古屋を最後に3場所遠ざかっている優勝だ。07年名古屋場所で横綱に昇進後、4場所続けて優勝を逃したことはない。初場所で日本出身力士として10年ぶりに優勝した大関琴奨菊を「勢いがある」と警戒しつつ「ここ京都と大阪は近い。たくさんの人に応援してもらって、春場所で優勝できるようにしたい」ときっぱり。4場所ぶりの復活Vへ意気込んだ。