大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)で新十両に昇進する大輝(23=八角)が23日、母校の埼玉栄高で化粧まわしを贈呈された。

 日体大2、3年時に幕下15枚目格付け出しの資格を得るも、卒業を優先することから失効したため、序ノ口からスタート。所要8場所でつかんだ関取の座に「この化粧まわしに恥じない相撲をとって(将来は同高OBの大関)豪栄道関と当たれるように頑張りたい」と抱負を語った。

 同高としては夏場所で新十両に昇進した佐藤(貴乃花)に続き、17人目の関取誕生。豪栄道、豊真将(現立田川親方)らを輩出した相撲部の山田道紀監督は「左前みつ、右はずの本来の相撲を取り切れば、三役以上の力は十分にある。苦労した分、どこかで花を咲かせてくれると思う」と感慨深げに話した。