大相撲の追手風親方(50=元前頭大翔山)は13日、日本相撲協会から師匠辞任勧告を受けた春日山親方(39=元前頭浜錦)がこれを受諾した場合、春日山部屋の力士23人らを一時的に預かることを明言した。「前向きに頑張ってやります。協会から信用していただいて『追手風に』となったのだから、部屋が再興されるまでの間、きちんと管理していきたい」と話した。

 ただ、追手風部屋も幕内遠藤ら力士だけで18人を抱える。春日山親方は期限の19日に受諾を伝える意向で、その2日後には九州場所の宿舎へ移動する。倍以上の人数を、今の宿舎で受け入れるには物理的に限界がある。追手風親方は「正直、時間がない。(部屋付きの)中川親方(元前頭旭里)と2人で協力してやっていくが、協会と相談しないといけない」と戸惑いも隠せなかった。この日、川崎市の部屋で稽古を指導した春日山親方は「弟子たちが一番不安。いい方向に向くようにしたい」と述べた。