大相撲の冬巡業が4日、大分市で始まり、大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が横綱、大関陣ではただ一人土俵で稽古をこなした。

 幕内正代を相手に11番取って全勝の内容に「軽めにね」とサラリ。秋巡業でも連日稽古を積んでいただけに「やれるだけやりたい」と今巡業でも稽古を積み重ねる考えだ。

 貴乃花巡業部長(元横綱)からも直々に四股などの助言をもらい、土俵を下りてからも汗を流した。

 「寒くてなかなか汗が出ないけど、そこで汗をかくことが一番ですから」と稀勢の里。来年こそ悲願の初優勝を成し遂げるため、地道な努力を続けていく。