大相撲の西前頭9枚目石浦(27=宮城野)が20日、都内で同じ鳥取県出身の大相撲大好きタレント山根千佳(21)とトークショーを行い、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)で新入幕確実の十両宇良に対抗心を燃やした。

 最初は山根との地元談義に花を咲かしたが、話題が春場所に及ぶとさらに熱を帯びた。ピンク色のうちわを持った参加者からライバルを問われると「そのピンク色のまわしの宇良関です」と即答。同じ小兵対決に「昔やった時は意識しないようにしてたけど、がっつり意識します。勝ちに行きます。(宇良は)トリッキーで面白い相撲取りますからね。負けたくない」と、並々ならぬ思いを語った。互いに十両だった昨年名古屋場所での初対戦では敗れており「やり返します」と、力を込めた。山根から対策を問われると「引かずに我慢すること」と、イメージはバッチリだ。

 春場所では深緑色だった締め込みの色も、憧れの元関脇鷲羽山と同じ濃紺に変更する。「少しでも(鷲羽山に)近づけるように頑張りたい」と、初土俵の13年から4場所連続で勝ち越し中と、相性の良い春場所へ向けて決意を語った。