横綱白鵬(31=宮城野)が1日、5場所ぶり38度目の優勝を狙う大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けて、大阪市内の部屋で本格的な稽古を始めた。

 内弟子の十両山口(27)が腰を痛めて稽古相手を務めることができなかったが、新たな内弟子の金沢学院大・中村友哉(22)に初めて稽古をつけ「思ったより体が柔らかい。硬そうだなと思っていたけど、そうではなかった。私の目で見抜けなかったのが悔しいね」と苦笑。「攻めるタイミングにいいものを持ってる」と、世界相撲選手権の軽量級(85キロ未満)で2連覇したホープを褒めた。