大相撲名古屋場所初日前日の8日、愛知県体育館で土俵祭りが行われ、三役以上の力士11人が出席した。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は初日に、過去5戦全勝の新関脇御嶽海と対戦することに「しっかり集中したい」と語った。先場所は左上腕付近の負傷で途中休場。今場所で復活を期す。「(状態は)いいと思います。いつもと同じで自信を持ってやりたい」。

 また福岡などで多数の死者が出ている九州豪雨について「災害はどうしてもね…」と言葉をのみ込んだ。被災地は、11月の九州場所など縁が深い土地でもあり、心配せずにはおれない。「自分らは相撲しかできませんが、少しでも協力できることがあれば、考えていきたい」と話していた。