大相撲春場所中日の18日、東十両14枚目の貴公俊(20=貴乃花)が会場のエディオンアリーナ大阪で暴力問題を起こした。敗れた取組後、支度部屋で付け人の序二段力士の顔面を複数回殴ったという。日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が明かした。

 貴乃花部屋の部屋頭で平幕の貴景勝は、弟弟子の暴行の経緯などを説明する報道陣の話を神妙な表情で聞き入った。同じ部屋の関取衆は至近距離に明け荷を置くがこの日は貴公俊と逆の西の支度部屋。「逆だったから見ていないので…」とトーンを落とした。一方、「うちの部屋にはありません」と暴行が日常、起きているわけではないとした。