日本相撲協会の審判部は、11日に東京・両国国技館で秋場所の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決める。7月場所を右膝負傷で途中休場し、8月に内視鏡手術を受けた横綱白鵬(35=宮城野)は、部屋関係者によると相撲を取る段階に至っていないという。同場所を右肘の負傷で途中休場した横綱鶴竜(35=陸奥)も、9日に報道陣の電話取材に応じた際、本格的な稽古を再開できていないことを明らかにした。

ともに秋場所出場に不安が高まっており、2人以上の横綱全員が初日から休場で不在なら、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では83年夏場所の千代の富士、北の湖以来37年ぶりとなる。両横綱の部屋関係者は取組編成会議前日の10日、「この日は答えられない」と出場について明言しなかった。