[ 2014年6月24日7時22分 ]<W杯:オランダ2-0チリ>◇1次リーグB組◇23日◇サンパウロ

 オランダ(FIFAランク15位)が2-0でチリ(同14位)を下し、3戦全勝の勝ち点9で1位通過を決めた。チリは2勝1敗の勝ち点6で2位となった。

 オランダは29日(日本時間30日)にA組2位のメキシコと、チリは28日(同29日)にA組1位のブラジルと対戦する。

 前半オランダは中盤の厚いチリに圧倒的にボールを支配され、FWロッベンの個人技ぐらいしか得点チャンスはなかった。しかし後半に入るとパスがつながり始め、後半21分にはFWロッベンがDF2人をかわして約20メートルの強烈な左足シュート。30分には右CKからFWカイトが頭で合わせるなど、チャンスが生まれた。

 そして後半32分、右ショートCKからDFヤンマートがゴール前に上げたボールを、途中出場のMFフェルが豪快なヘディングシュートでネットに突き刺した。

 オランダは終了間際にも左サイドのFWロッベンからのラストパスを20歳のFWデパイが右足でダメ押しゴールを決めた。

 チリはFWサンチェスを中心に押し気味に試合を進めながら、最後の決定力に欠き、無得点。ペナルティーエリア内で何度も選手が倒れる場面があったが、審判がPKを取ることはなかった。【得点者】後半32分

 フェル(オランダ)後半47分

 デパイ(オランダ)