AKB48総合プロデューサーの秋元康氏(57)が、東京・秋葉原のAKB48劇場オープン10周年を迎えた8日、グループ発足当時を振り返った。

 秋元氏は8日にトークライブアプリ「755」で、劇場がオープンした10年前について、「まだ、内装工事が終わらなくてブルーシートが張られ、資材が置かれた劇場の片隅で、第1期生のメンバーが泣きながらレッスンしていた光景を昨日のことのように思い出します」と振り返った。

 歌もダンスも経験のなかったメンバーたちについて「不安だったと思います。今まで見たことがないことをやろうとしていたからです」とつづり、そして初日にはわずか7人の観客の前でパフォーマンスを披露したメンバーたちが「何度も『明日、辞めます』と言おうとしていたそうです」と明かした。

 そんなメンバーたちが頑張り、10周年を迎えることが出来たのは応援してくれたファンのおかげだとし、「人間は、“必要としてくれる人”がいると頑張れるんです」と秋元氏。「改めて、ありがとうございました」と感謝した。