毎年恒例のAKB48グループ合同成人式が成人の日の9日、東京・神田の神田明神で行われ、HKT48とAKB48を兼任する兒玉遥(20)が大事なところで「かみ芸」を披露してしまった。

 報道陣から「皆さんは何世代ですか」と問われると、SKE48松井珠理奈(19)から「(命名の)名人がいるので」と差し向けられた兒玉は得意顔に「ずばり、花しゃか世代です!」と言い切った。本人は「花咲か世代」と言ったつもりだったが、神様の前で「かみ様」になってしまって赤面。松井から「各グループの今を引っ張ってる世代が多い。次世代、今を引っ張っている世代ということで」とフォローされていた。

 振り袖は鮮やかなエメラルドグリーンのものを選び、頭には毛糸でできた髪飾りを付けた。故郷の福岡の職人が作ったものといい、「福岡の人がハンドメードで作ってくれた。ふるさとの花を着けたのがポイントです」とうれしそうだった。

 この日はあいにくの雨。「晴れ着を着ているのに天候に恵まれないのは、大人になるなと神様に言われてるような気がする」と、独特の言い回しで周囲をずっこけさせた。それでも、「私はステージに立って歌って踊るのが大好きなので、大好きなことを続けられたらうれしいなと思う」と、背筋を伸ばして成人の抱負を口にした。

 今年は4グループから過去最多のメンバー32人が出席した。祝福に駆けつけたファンにメンバー一人一人があいさつをする機会が設けられ、コールや拍手で祝福されながら式に臨んだ。