SKE48が18日、千葉県文化会館で全国ツアーを行った。昨年4月の熊本地震で熊本、大分公演が中止になっており、同月の秋田公演以来、10カ月ぶりのツアー再開となった。

 石田安奈(20)は「再開まで何カ月かかったんでしょうね? このツアーが終わったら、次まで何カ月かかるか分からないから、今、騒ぐしかないですよね?」と、自虐も込めて呼びかけ、2000人のファンを盛り上げた。

 この日は北川綾巴(18)江籠裕奈(16)熊崎晴香(19)ら、平均年齢18・5歳の若いメンバーを中心に18人が出演した。序盤から「Glory days」「フィンランド・ミラクル」など、中盤にかけて15曲連続でユニット曲を披露。メドレーのように切れ目なく続くラッシュで、18人は数曲おきに何度も登場した。あまりの忙しさに、日高優月(19)は「ついにステージ上で着替えちゃいました」と明かした。

 コンサートには千葉県のご当地キャラ「チーバくん」もゲストで登場し、SKE48の楽曲「Nice to meet you!」のダンスを披露して盛り上げた。推しメンを聞かれると、チーバくんはステージ上をウロウロ。すると、北川が突然、「着ぐるみ、怖~い…」と逃げ回り始めた。メンバーから「(着ぐるみじゃなくて)不思議な生き物だよ?」と説得されても、北川は及び腰で、場内に笑いが起きていた。

 アンコールでは、竹内彩姫(17)がマイクを握り、「この会場にいると思われる(SKE48劇場支配人の)湯浅さーん。次のツアーをぜひ、早くやりましょう!」と早期の日程発表をアピールした。すると、直後にスタッフからグループのキャプテン斉藤真木子(22)に手紙が渡され、次のツアーが4月7日に香川、同8日に高知で行われることが発表された。サプライズを知らなかった竹内は、「すみませんでした~」と頭を下げ、場内を笑いに包んだ。