AKB48菊地あやか(20)の卒業公演と、SKE48に移籍する佐藤すみれ(20)の送る会を兼ねたAKB48横山チームAの千秋楽公演が21日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた。

 序盤のトークで、早くも川栄李奈、高橋朱里、田野優花、大島涼花らが涙を流す中、菊地が思いの丈を語った。

 「チームAでの思い出はありすぎて、1つには選べない。横山チームAにいられて、本当によかったと思います。後輩から学んだことも、先輩から学んだこともあったし、(横山)由依ちゃんにはいろいろ感謝しています。今日で私もこの劇場が最後ということで、今までやってきた活動に悔いとかはないので、みんなで最高の千秋楽にしたいと思います」

 佐藤は菊地への思いも込めてあいさつした。

 「5年半、ずっと隣にいてくれたのがあやりん(菊地)だったんですけど、まさか私を送る会とあやりんの卒業公演が一緒になるとは思ってなかったから、これは本当に運命なのかなって思います。横山チームA千秋楽公演なので、今日は全員のコールをお願いしたいと思います」

 途中のトークでは、川栄が佐藤との思い出を話そうとしたが、途中で大泣きしてしまった。

 「すみれさんは、去年の12月くらいに、公演前に、私がめっちゃ泣いて時があって、☆●×○▲~~」

 結局、他のメンバーを通じて「すみれさんがティッシュをくれて、大丈夫だよって言ってくれて、優しくて大好き」と言っていたことが判明した。

 菊地に対しては、高橋みなみ(23)が「すごく尊敬してます。大島(優子)、秋元(才加)、横山(由依)…いろいろ尊敬するメンバーはいますが、中でもあやりんの、絶対に諦めないという強い気持ちは、見習おうと思ってもなかなかできないことで、すごく尊敬しています」と絶賛し、ファンやメンバーを沸かせた。

 途中の「BINGO!」では、間奏からサビに入るところで「あやりん」「すーちゃん」コールが入り交じった。

 アンコールでは「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」でも、全員が泣き声交じりの歌声を披露した。その後、佐藤と菊地があらためてあいさつした。

 佐藤

 今日はみなさんたくさんコールをしていただき、本当にありがとうございます。この5年半、この劇場を一番大切に思ってきました。この劇場は、一番自分が素直になれる場所だと思います。SKE48の劇場でも一生懸命やっていきます。SKE48への移籍を決意できたのは、いつも応援してくださるみなさんと、チームAのメンバーに支えられたからだと思います。たくさん個性の強いメンバーがいる中で、私もいろんなところで活躍したいって思ったから、移籍を決断できたんだと思います。この5年半、AKB48としての佐藤すみれを応援してくださって、本当にありがとうございました

 菊地

 今日でAKB48として最後となりますが、「MAQUIA」のモデルなどのファッション関係や、もっと自分のやりたいことを探していきたいなと思います。AKB48で過ごした7年くらいは、本当に山あり谷ありだったなって思います。本当につらいことはたくさんあったけど、ここまで頑張ってこれたのも、ファンのみなさん、大切なメンバー、スタッフさん、そして家族のおかげだと思っています。AKB48で、たくさん学んだことがあるので、前へ前へ、自分を出していけたらなと思います。私の道のりはまだまだこれからなので、前へ前へ進んでいきたいと思います。これからも菊地あやかとAKB48グループの応援をよろしくお願いいたします。

 その後、佐藤と菊地の「すーあや」コンビで「てもでもの涙」を披露。歌唱後は「すーあや!」と大コールを受けた。さらに、最後にメンバー全員で「ここにいたこと」を歌った後、2人で「いってきま~す!」と叫び、ステージを降りた。