SKE48が14日、名古屋市の日本ガイシホール公演で、メンバー9人の卒業コンサートを行った。卒業するのは、矢神久美(18)小木曽汐莉(20)桑原みずき(21)平松可奈子(21)高田志織(22)赤枝里々奈(16)原望奈美(17)上野圭澄(18)小林絵未梨(19)。ユニット曲のコーナーでは、それぞれがセンターポジションに立って歌う粋な演出が用意された。

 上野は「すてきなプレゼントをありがとうございました」と笑顔で感謝。古川愛李(23)と「眼差しサヨナラ」を歌った小木曽は、途中から涙が止まらず、ファンの合唱に助けられて最後まで歌いきった。9人は今後、女優や進学など、それぞれの道を進む。小木曽は「今日が楽しみだったり、もうちょっと後に延びないかなと思ったりもしました」と涙をこらえた。

 1期生の矢神は「みんなといると自然と笑顔でいられる自分がいた」と、笑顔でステージを後にした。9人はそれぞれのチームで、週明けに最後の劇場公演に立ち、5月6日の握手会でSKE48としての活動を終える。【森本隆】