公開中の映画「休暇」(門井肇監督)の拡大公開を記念し5日、東京・有楽町のスバル座で、小林薫(56)西島秀俊(37)が舞台あいさつを行った。先月7日の公開時点では東京、大阪、名古屋など34館での上映だった。口コミで評判が広がり、秋までに北海道や東北、九州を含め70館で公開される。

 刑務官と死刑囚を描いた作品だけに、小林は「暗いかなと思って半信半疑でしたが、知り合いからも『チケットがほしい』と言われたりしました。プロデューサーにはギャラに還元してと言いました」と笑わせた。関係者は海外映画祭への出品も視野入れ、英語字幕を付ける作業を終えたという。