米映画監督のマイケル・ムーア氏は1日、政治ブログに寄稿し、自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が環境問題や安全対策を軽視し、自社の車がドイツ車や日本車に劣っていると認めず、消費者が求める車を造らなかったと酷評、経営破綻(はたん)は「この上なくうれしい」と表明した。

 社会派のムーア氏は1989年のドキュメンタリー映画「ロジャー&ミー」でGMの工場閉鎖による地域の荒廃を描き、当時のGMのCEOに突撃取材した。

 ムーア氏は「新しい車を買わせるためにすぐに壊れる車を造り、短期的な利益のために労働者の首を切った」とこれまでの経営陣をこき下ろした。オバマ大統領には「新生GM」への新たな資金援助をやめ、環境にやさしいバスや高速鉄道など公共交通機関の開発・整備に投資するよう訴えた。(共同)