映画「ATOM」(デビッド・パワーズ監督、10日公開)のワールドプレミアが5日、世界で最初に都内で行われ、女優上戸彩(24)らが出席した。今年、生誕80周年となる漫画家手塚治虫氏の名作「鉄腕アトム」の世界版。日本語版で上戸がアトムの吹き替えをした。

 「ヒーロー役でうれしかった。作品を見たら切なく悲しい面もあり、事前に知っていたらできなかったかも」と話した。アトムの生みの親、テンマ博士を担当した俳優役所広司(53)は「日本人の宝物。他国に興行成績では負けられない」と世界を意識していた。