映画「桜田門外ノ変」の完成披露試写会が7日、都内で行われ、主演の大沢たかお(42)長谷川京子(32)加藤清史郎(9)らが登壇した。

 監督、キャストらは試写会の前に、藩士たちが桜田門外に向かう前に実際に立ち寄ったという東京・虎ノ門の愛宕神社を参拝した。大沢は「みんなの志を作品にちゃんとぶつけられたかなと考えながら参拝しました。改めて身が引き締まる思いがした」とゆかりの地に感慨深かったという。

 大沢が演じる藩士の妻を演じた長谷川は、「今なら、どこ行くの、いつ帰ってくるのって聞けるけれど、当時は愛する人が何かしに行く時、察してあげなくちゃいけなかった。セリフが少ない分、難しかったです」と振り返った。

 2人の息子役の加藤は、時代劇の経験はあるが刀を差したのは初めて。「うれしくて抜いたり戻したりしてました。でも、武士はそんなに刀を抜かないって聞いたので、それからはなるべく出さないようにしました」。