34カ国の150作品が上映されるウラジオストク国際映画祭が11日、ロシア極東ウラジオストクで開幕し、開幕招待作品のロシア映画「ヤクザガール」(セルゲイ・ボドロフ監督)に主演した小学5年の荒川ちか(11)が「素晴らしい舞台に立ててうれしい」とロシア語であいさつ、観客の喝采を浴びた。

 ヤクザガールは、荒川演じる暴力団組長の孫娘が抗争を避けるために搭乗したイタリア行きの飛行機がロシアに不時着し、現地のロシア人青年らさまざまな人と触れ合うコメディー作品。13日からの週から、ロシア全土の約250の映画館で上映される。

 荒川のせりふのほとんどがロシア語。昨年、東京で約100人の中からオーディションで選ばれ、ロシア語の特訓後、昨年8~11月にウクライナなどで撮影を行った。