マリオ・モニチェリ氏(イタリアの映画監督)国営イタリア放送などによると、29日夜、前立腺の腫瘍で入院中のローマの病院のベランダから落ちて死去、95歳。自殺とみられる。

 15年中部ビアレッジョ生まれ。「イタリア式コメディー」と呼ばれる喜劇を中心に60本以上の作品を手掛け、ベルリン国際映画祭監督賞、ベネチア国際映画祭金獅子賞などを受賞。

 代表作(共作を含む)に「いつもの見知らぬ男たち」(58年)「戦争

 はだかの兵隊」(59年)「ボッカチオ’70」(62年)などがある。