「仮面ライダー

 キバ」のヒロインで人気の女優柳沢なな(21)が、携帯小説原作の「やさしい旋律」(KAZUTAKA監督、今秋公開)で、映画初主演する。すでに今年、同作を含む6作品への出演が決まっており「映画の現場は大好き。これからも五感をいっぱい使いたい」と意欲的だ。

 仮面ライダーの明るいヒロインから一転、「やさしい-」では傷を負い、内気な女性、茉莉亜を演じている。現場を引っ張る主演というポジションにも気負いはなく「私が苦しんでいたら、みんなも焦っちゃう。呼吸を合わせることを考えて、リラックスしなきゃって思います」と話す。

 同作は携帯小説で人気のラブストーリーだが、柳沢は1人の女性の成長物語ともとらえている。「主人公の気持ちを確かめながら演技している」と話すように、役に合わせて着実に成長しているようだ。事務所の先輩、塚本高史が友情出演するほか、松田悟志、篠田光亮らが出演。都内や近郊などで今月中旬に撮了予定。