松竹は7日、人気シリーズ「釣りバカ日誌」を次回作で終了させると発表した。見納めとなる新作「釣りバカ日誌

 ファイナル」は正月映画として12月26日から公開。シリーズは88年にスタートし、これまで21本が製作公開され、累計2000万人を動員した。深沢宏プロデューサーは「3年前から締めくくり方を話し合い(スペシャル版を除いた)20本目で区切りを付けようと決めていた」という。主演西田敏行(61)は「どんなに覚悟をしていても唐突にくる別れに対する寂寞(せきばく)の情は否めません」、三国連太郎(86)は「スタッフの作品づくりに対する誠実さと情熱は、日本映画界の歴史の中に永遠に残るだろう」とコメントした。公開前に西田が過去作品のロケ地を回る一大キャンペーンも計画中だ。完結編の舞台は北海道。ゲストに松坂慶子、吹石一恵、塚本高史を迎えるほか、過去ゲストの出演も検討している。