全米で大ヒットし、16日(現地時間)に授賞式が行われるゴールデン・グローブ賞作品賞(コメディー・ミュージカル部門)にノミネートされた映画「RED/レッド」(29日全国ロードショー)のイメージキャラクターに歌手泉谷しげる(62)が就任した。このほど都内スタジオでテレビスポット(15日放送)のナレーション収録を行った。

 「RED/レッド」は、静かな引退生活を送っていた元CIA部員が何者かの襲撃を受け、自分を襲ったのがかつて身をささげたCIAだと知った瞬間から、昔の仲間たちと伝説のチームを再結成する。CIAが抹殺しようとする過去のミッションとは?

 今、アメリカを揺るがす巨大な陰謀に挑むサスペンスアクションだ。

 収録が始まると早速、泉谷節がさく裂した。随所にアドリブを織り交ぜながらもスムーズに収録を終え、テンションが最高潮のままインタビューに臨んだ。

 超危険な“オヤジたち”が活躍する映画だが、泉谷自身も「一番自分が危険なので…みんな(自分から)逃げてます」と元CIA気分だ。「RED」に加わるなら?

 と問い掛けられると「決まっているじゃないですか!

 もちろん(マービン役の)ジョン・マルコビッチですよ」ときっぱり。かっこいい、尊敬できる、渋いオヤジ像についても「“先輩たちの経験値を呼び覚ます人”になりたいです。やっぱり現役で働いている自分より10代ぐらい上の先輩たちを『かっこいい!』と思いますね」と持論を展開した。

 最後は若者へのメッセージも忘れず「若い時から俳優をやってきましたが、先輩との距離は絶対に縮まらなかったので、距離を縮めようなんてつまらないことを考えない方がいい。若いヤツは『先輩コノヤロー!』という気持ちをぶつけないとオヤジたちは退きませんよ」とぶち上げた。