テイラー・スウィフトとのホットな交際ぶりが連日伝えられているトム・ヒドルストン。わずか1カ月の交際ですでにプロポーズするのではとも伝えられていますが、恋多き歌姫のハートを捕まえたヒドルストンってどんな人物なのでしょう。

 貴族の血筋を引くヒドルストンは、ケンブリッジ大学在学中から舞台やドラマに出演し、2011年に公開されたハリウッド映画「マイティ・ソー」で主人公ソーの義弟ロキ役に抜擢されたことでブレイク。その後もスティーブン・スピルバーグ監督の「戦火の馬」(11年)やウディ・アレン監督が脚本・監督を務めた「ミッドナイト・イン・パリ」(11年)、「アベンジャーズ」(12年)、ギレルモ・デル・トロ監督の「クリムゾン・ピーク」(15年)などハリウッドの話題作に次々と出演し、高い演技力とクラシカルな佇まいで人気を博しています。

 名門ケンブリッジ大学を最優等生で卒業し、その後は王立演劇学校も卒業したヒドルストンは、知性と教養はもちろんのこと、英国紳士らしい優しさやチャーミングな笑顔、甘いマスクに洗練されたファッションセンスなど、女性を虜にする要素を全て持ち合わせています。「マイティ・ソー」では冷酷な悪役でありながらもどこか美しさを感じさせる独特の雰囲気と高い演技力が評価され、一躍その名を世界中で知られることになりました。素顔とは対照的などこか影のある役柄がぴたりとはまるヒドルストンは、「オンリー・ラヴァ-ズ・レフト・アライヴ」(13年)ではセクシーな吸血鬼を演じるなど、幅広い役柄を演じて俳優としての実力も折り紙付き。そんなヒドルストンは現在、人気スパイ映画「007」シリーズでダニエル・クレイグに代わる新ジェームズ・ボンド役の筆頭候補に名前があがっており、7代目ジェームズ・ボンドの肩書も加わる日が近いかもしれません。

 現在は「マイティ・ソー」シリーズ最新作の撮影のためにオーストラリアに滞在中のヒドルストンは、現地でも映画館を貸し切ってスウィフトと仲良く映画鑑賞を楽しんだと伝えられており、このままスウィフトとゴールインまで突き進むのか注目されています。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」