昨年は「アイアンマン3」や「ハンガーゲーム2」「ゼロ・グラビティ」など、様々な大ヒット作を生み出してきたハリウッド。今年はどんな作品がラインナップされているのでしょう。春から夏にかけて公開される注目作品を一挙まとめてお伝えします。

 アメコミの人気ヒーローを描いた続編は今年も健在。人気ヒーローたちが活躍するヒット作の続編の中でも注目は、「アメイジング・スパイダーマン2」。ニューヨークの平和を守りながら恋人と幸せに暮らすピーターことスパイダーマンの前に人間発電機となったエレクトロなど最強の3敵が現れます。他にも「X-MEN」シリーズ通算6作目となる新作「X-MEN:フューチャー&パスト」や「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」なども公開を控えています。

 今夏注目の大作と言えばこの2作品。マイケル・ベイ監督の大ヒットシリーズ「トランスフォーマー」の最新作「トランスフォーマー・ロストエイジ」と、日本の怪獣映画をハリウッドでリメイクする「GODZILLA/ゴジラ」。シリーズ4作目となる「トランスフォーマー・ロストエイジ」は、今作からメインキャストを一新。マーク・ウォルバーグ主演で新たに生まれ変わった最新作でも、期待を裏切らない壮絶なバトルが繰り広げられること間違いなし。また、98年以来2作品目のハリウッドリメイクとなる「GODZILLA/ゴジラ」は、渡辺謙の出演でも話題。ハリウッドで製作された前作は、ゴジラの容姿が「まるでイグアナみたい」と不評でしたが、3Dとして製作された今作は「ゴジラによるパニックを現実的に描きたい」とメガホンをとったエメリッヒ監督が語っており、そのビジュアルにも注目が集まっています。

 ファミリー向けでは、ディズニーの名作「眠れる森の美女」の魔女をアンジェリーナ・ジョリーが演じる「マフィセント」も注目の作品。怖くて美しいジョリー演じる魔女のビジュアルやブラッド・ピットとの間の実の娘との共演も話題となっています。

 その他にも、「ダークナイト」シリーズのクリストファー・ノーラン監督が総指揮を務め、ジョニー・デップ、モーガン・フリーマンら豪華キャストが集結する近未来SF映画「トランセンデンス」やトム・クルーズ主演で桜坂洋氏の小説「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を映画化した作品、「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟が手掛けるSF大作「ジュピター・アセンディング」なども今夏公開を控えています。

 昨年は映画のあたり年と言われたハリウッドですが、今年も豪華なランナップが出そろった感がありますので、映画ファンには期待の大きな年になりそうです。

(このコラムの更新は毎週火曜日です)