ビートたけし(68)所ジョージ(60)が8日、NHKBSプレミアムの特番「たけしの『これがホントのニッポン芸能史』」(21日午後7時30分)の収録を東京・渋谷の同局で行い、取材に応じた。

 同番組は、たけしと所が昭和の芸能を振り返るもので、今回は「漫才」がテーマ。日本テレビ系「世界まる見え!テレビ特捜部」などでタッグを組む2人だが、意外にもNHKでの共演は初めて。出演の同局片山千恵子アナウンサー(30)から「楠田(枝里子)さんの気持ちになりました」と感想を述べると、たけしは「NHK以外ならいつも一緒にいるのにな」と笑いを誘った。

 会見では、これから来る笑いについて話が及び、たけしは「落語」を挙げた。親交のある立川談春(48)と、談春が落語家になってからブームが来ていないことなどについて話したといい「俺が落語家になって、引っかき回してやろうかね!」と落語家転身をにおわせた。さらに「梅に春と書いて『立川梅春(ばいしゅん)』なんてどうだ」と弟子入りプランまで明かすと、所からは「あとで『ばいしゅん』と言って後悔するよ」とたしなめられ、苦笑いしていた。

 この日のたけしは、終始ご機嫌。写真撮影でも「俺は生き残りたいから」とピコピコハンマーを手に、取材陣に大サービスし、おなじみのギャグ「コマネチ」のポーズで「妖怪ウォッチ!」と新ギャグまで披露していた。