秋篠宮妃紀子さま(48)と次女の佳子さま(20)が23日、東京・TOHOシネマズスカラ座で行われた大沢たかお(47)主演映画「風に立つライオン」(三池崇史監督)を鑑賞した。

 紀子さまと佳子さまは午後5時45分に劇場に到着されると、大沢と映画の原案となった主題歌を歌い原作となった小説を書いた歌手さだまさし(62)と三池監督が出迎え、同6時から映画を3人と並んで鑑賞した。

 紀子さまと佳子さまは上映後、大沢らと懇談した。紀子さまは公務で、映画の舞台となったアフリカ・ケニアと長崎・五島列島を訪問しており、映画の作り方について関心を持っていたという。さだは「非常に平和について難しい今だから、出来た映画なんだと強く感じていらっしゃったようにお見受けしました」と紀子さまの思いを代弁した。紀子さまは「アフリカでも五島列島でも、赤ちゃんを抱いたお母さんが出てきますね」と語るなど、母目線で映画を見ていたようで、佳子さまも紀子さまの言葉を聞いて大きくうなずいていたという。

 また佳子さまは、大沢演じる主人公が、真木よう子演じる恋人に送った手紙が、どういうものになるかについて非常に関心を持っていたという。また大沢が「次の世代…若い人たちに届くといいと思っています」と言うと、笑顔で深くうなずいたという。大沢は佳子さまについて「本当にすてきな方でした。おふたりも映画を見て集中してくださった。後半になると、多分、涙をぬぐわれている感じがあった」と、紀子さまとともに涙を流されていた様子を明かした。