大腸がんで闘病中の俳優今井雅之(54)が20日、5月1日から全国公演を行う主演舞台「THE WINDS OF GOD」を降板することを発表した。

 今井は昨年、大腸がんとなり、「余命3日」と言われながらも緊急手術を受けた。現在は抗がん剤治療を受けながら、今年2月に「THE WINDS-」の制作発表に出席するなど、舞台に立つ意欲を見せていた。

 マスコミ各社に送られた降板報告で今井は「開腹手術、また抗がん剤による副作用等の影響で、舞台上での発声に限界があり、お客様に完璧な状態で舞台をお見せすることが出来ないと判断し、舞台出演を断念致しました」と降板の経緯を説明。「今は治療を第一に、元気になってまた舞台に戻ってまいります」と再び舞台に立つ決意を表明した。

 所属事務所によると、今井は現在も出演したい強い意思をみせているが、ドクターストップがかかったという。代役は重松隆志が務める。今月下旬に行う公開稽古に今井本人も出席し、病状について説明するという。