タレントの小倉優子(31)が“こりん星キャラ”を演じていた10年間の苦悩について、「ストレスと罪悪感でズタボロになった」と明かした。

 小倉は11日放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演。「こりん星キャラを演じていた10年間」を振り返り、「『こりん星から来た』というウソのキャラを19歳から28歳まで10年間も演じてきました」と切り出した。

 自身と同じように「ウソのキャラを演じて苦しんでいる人」について、「みんな誰かに注目されたくて、チヤホヤされたくて、このキャラに手を出してしまう」と代弁。また、生徒役として出演した「フレッシュレモンになりたいの」というフレーズを発する“不思議キャラ”のNMB48市川美織(21)に対し、「そろそろ、『これでいいのかな?』って時期が1~2年でやってくる」と心配した。

 小倉は「ウソのキャラが素の自分と遠いキャラを演じる」ことで「ストレスと罪悪感でズタボロになった」といい、キャラを演じて8年目、26歳の時に「(キャラを)辞めたいという気持ちが限界」に達したことを説明。その苦悩から「番組収録中に寝た」ことや「ストレスから毎晩のように朝まで飲み歩いていた」と、精神的に追い込まれボロボロになっていたことを明かした。

 さらに、安易に不思議キャラに走ったことで「矛盾が起きて来て、ウソにウソを重ねて、何を言っても信じてもらえなくなった」と苦悩が続いていった。だが、「辞めたい」と周囲に漏らしていたが、「まだいける!まだいける!」と、辞めることを許されなかったという。

 そんな時、番組で共演したお笑いタレントの有吉弘行(40)から「ウソの限界」というあだ名をつけられ、「やっぱり限界だよな」と思ったといい、「10年間にわたるウソのキャラを演じる生活に終止符を打てた」と語った。