演歌歌手市川由紀乃(39)が24日、生まれ故郷の埼玉・さいたま市で、新曲「命咲かせて」のロングヒットを誓った。

 4月22日に発売。オリコンの演歌・歌謡曲ランキングで初登場首位になって以来、9週間連続でトップ4入りを続け、売り上げ枚数も3万5000枚を突破した。「徐々に手応えを感じています」。

 さいたま市は、うなぎが名物。市川も子どものころからの好物で、この日も食べながら「滋養強壮にも良いし、これで夏場を乗り切って市川由紀乃という名前の命の花を咲かせたい。うなぎのように長~いヒットにしたい」と、“勝負食”をほおばりながら笑顔を見せた。

 7歳違いで、生まれつき脳性まひの障害があった兄は、いつも市川を応援してくれていたが08年に39歳で亡くなった。「今、兄と同じ年齢になって、兄の分まで頑張って生きよう、歌っていこうと思います」と決意を新たにした。

 さいたま観光大使で、うなぎをPRするために生まれたマスコットキャラクター「浦和うなこちゃん」も駆けつけ、地元の生んだ歌姫を激励した。