女性エンターテインメント集団、あやまんJAPANのあやまん監督(36)が来年以降にも勇退することが11日、分かった。

 あやまんJAPANは今年4月、新メンバー97人募集することを発表。日本国籍の女性で年齢は問わず、随時、オーディションを行っている。

 あやまん監督は日刊スポーツの取材に「30人ぐらいは新メンバーが決まりました。年末にはメンバーが100人になり、あやまんJAPANの『第2章』が始まる予定です。軌道にのったら、私はマネジメントに回ります」と、監督引退を明言した。

 あやまんJAPANの100人構想のコンセプトは「EXILE TRIBE」だ。「EXILEさんより前に『日本を元気に』という強い思いで、活動を続けてきました。EXILEさんも三代目J Soul BrothersやE-girlsなどの下の世代が育っているように、私もそろそろHIROさんになる時が来たのかなと思っています」。背景には同集団の世代交代のほか、“試合”という飲み会をする上で、監督の友人らが結婚、出産をしたことで参加率が低下した影響もあるという。

 さらに、あやまん監督は昨年7月、前所属事務所との契約終了を機に「あやまんJAPAN株式会社」を設立した。関係者は「会社の代表という立場になり、メンバーと会社の将来のことを真剣に考えているようです」と説明した。

 あやまんJAPANは、サッカーのハリルジャパンと野球の侍ジャパンに次ぐ「日本3大ジャパン」を自称している。先日、サッカーW杯カナダ大会決勝で米国に敗戦した、なでしこジャパンについても「あやまんメンバーがベンチにいなかったことが敗因だと思う。1人はメンバー入りさせたかった…」と悔やんだ。

 先月6日にはラップに初挑戦した新曲「あやまん教Rap」を配信した。あやまん監督が「聖母あやまん」に扮(ふん)し、「本当の幸せがほしい方は、1日でも早くあやまん教へ」と“入信”を呼び掛ける楽曲だ。メンバーのサムギョプサル和田(27)とたまたまこ(24)も「聖母あやまん様に出会い、聖水(=酒)を飲んで、今は最高に幸せです」と絶賛した。

 あやまんJAPANは09年春に結成。10年に「ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー」で歌手デビュー。13年2月にはファンタジスタさくらだ(29)が妊娠、結婚による「戦力外通告」を受け、脱退した。昨年11月には3年ぶりに日本を元気にする宴会曲「DDD」を発売した。