米人気歌手テイラー・スウィフト(25)が今年、1日100万ドル(約1億2000万円)以上を稼ぎ、世界一高収入の音楽アーティストとして名前が挙がっていることがわかった。

 米音楽誌「ビルボード」電子版などによると、スウィフトは今年1月から現在までの間に、ヒット曲、ワールドツアー、PR契約などにより、およそ3億1780万ドル(約381億3600万円)を稼ぎ出したという。

 スウィフトは昨年10月にリリースした5枚目のアルバム「1989」が大ヒットしているが、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアで59公演を行った「1989」ワールドツアーも大成功を収めている。ビルボード誌によると、同ツアーは今までのところ、総額1億7300万ドル(約207億6000万円)を超える収益をあげ、スウィフトは同誌の「最もツアーで収益をあげているアーティスト」リストでも1位となっている。

 メディア・アナリストのマイク・ライア氏は同誌に、「テイラーは実力派エンターテイナーであるだけでなく、音楽ビジネスの商業的な側面においても重要な存在として、現在、業界をリードしている」と語っている。事実、化粧品メーカー「エリザベス・アーデン」から香水を発売する契約や、ダイエットコークのPR契約も結んでおり、富裕さは増す一方のようだ。

 スウィフトは今年、米経済誌フォーブスの「セレブリティ長者番付100」で8位にランク。同誌の「パワフルな女性たち」リストでも、64位にランクされている。同誌は、スウィフトが30歳になるまでにはビリオネアとなり、世界一リッチな女性たちの一人になるだろうと予測している。(ニューヨーク=鹿目直子)