元陸上選手でお騒がせセレブのケイトリン・ジェナー(66)が、ファッション誌「グラマー」のウーマン・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

 ケイトリンは男性として生まれてブルースという名で育ち、1976年のモントリオールオリンピックの十種競技で世界新記録で金メダルを獲得。これまで3度女性と結婚し、それぞれと子供を2人授かった。3人目の妻のクリス・ジェナー(59)とはクリスの連れ子であるコートニー(36)、キム(35)、クロエ(31)、ロブ・カーダシアン(28)らと一緒にリアリティー番組に出演し、全米で最も有名な家族「カーダシアン一家」の1人として、近年は注目されてきた。また、日本でも人気上昇中のケンダル(19)、カイリー・ジェナー(18)姉妹の実の父親である。ブルースだった今年4月に「私は女性」だと告白し、現在はケイトリンという名前に改名して、女性として新たな人生を歩んでいる。

 そんなケイトリンが、「グラマー」誌のウーマン・オブ・ザ・イヤーの1人に選ばれたことが現地時間29日に発表された。トランスジェンダーのコミュニティーを代表する存在となったケイトリンは「この問題は長い間隠されてきたわ。できるかぎり高いレベルでこのストーリーを伝える必要があるの。私のためだけでなくて、コミュニティー全体のために」と話している。

 今年のウーマン・オブ・ザ・イヤーにはほかに女優のリース・ウィザースプーン(39)、ファッションデザイナーのビクトリア・ベッカム(41)、バレエダンサーのミスティ・コープランド(33)、起業家のエリザベス・ホルムズ(31)、活動家のセシル・リチャーズ(58)、女子サッカーアメリカ代表、今年6月にサウスカロライナ州チャールストンの教会で起きた乱射事件の犠牲者の家族5人が選ばれている。【ハリウッドニュース編集部】