TBS系オムニバスドラマ「このミステリーがすごい!」(11月30日午後9時)で案内人を務めるピース又吉直樹と女優樹木希林が、PR会見を行った。

 ミステリー文学賞「このミステリーがすごい!」(宝島社)の受賞作家たちの書き下ろし短編小説をドラマ化する企画の第2弾。

 2人は今回も、ミステリー作家とベテラン女性編集者という役どころで案内人を務める。樹木は「昨年はまだ又吉さんが芥川賞をもらう前でね。おめでとうを言うのを忘れていたので、またお会いできて自然に言えました」と、1年ぶりの再会を喜んだ。「小説は読みませんね」というものの、又吉の芥川賞受賞作「火花」は読んだそうで「おお、という感じ。親戚の人が書いたみたいに身近に感じて、こういうふうに書くんだと感心しました」と話した。

 又吉が「このミス大賞」を受賞し、「このミス」ドラマに短編を書き下ろす可能性も期待されるが、又吉は「なかなかそんなすごい賞は『とりたいです』とか怖くて言えない。ミステリーは書いてみたいけど、難しいと思う。読むのは好きですけど」。お互いのミステリーな部分について聞かれると「まだそんなに親しくない」(樹木)と笑わせていた。

 今回のオムニバスは、中山七里「ポセイドンの罰」(主演財前直見)、喜多喜久「リケジョ探偵の謎解きラボ」(主演上野樹里)、降田天「冬、来たる」(主演檀れい)の3編。