有村架純(22)が、親子の絆を描く映画「夏美のホタル」に主演することが17日、分かった。偶然出会った年老いた親子との交流を通して、人を思うことが生む奇跡を体感して成長していくヒロインを演じる。共演は工藤阿須加(24)。有村主演のヒット映画「ストロボ・エッジ」も手掛けた広木隆一監督(61)がメガホンをとる。

 有村は恋人を演じる工藤とは初共演。「すごく礼儀正しくて男らしい方でした」。関東近郊のロケ撮影でも子役と一緒の釣りなどの場面を生き生きとした表情で演じていたという。年老いた親子を演じるのは吉行和子と光石研。夏美たちは、離婚した妻や子供と埋められない心の溝を抱える息子を、静かに見守る母という2人の関係を知り、ある行動に出る。さらにこの親子と親交のある偏屈な仏師を小林薫が演じる。