声優のゆかなが2日、都内のTジョイPRINCE品川でスタートしたアニメ映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」(土田豊監督)大ヒットオールナイトイベント第1弾に参加した。

 ゆかなは04年のシリーズ第1作「ふたりはプリキュア」で雪城ほのかことキュアホワイトを演じた。美墨なぎさことキュアブラック役の本名陽子とともに、今回で映画20作を数えるシリーズの“レジェンド”だけに、登壇しただけで客席は歓声に包まれた。

 この日は最新作「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」を筆頭に、翌3日朝まで6本の映画が上映されるほか、中学生以下にしか配られない入場者プレゼント「ミラクルステッキライト」が大人のファンにも配られた。テレビ朝日系で放送中の最新シリーズ「魔法つかいプリキュア!」(日曜午前8時半)で、リコこことキュアマジカルを演じる堀江由衣が「童心に帰っていただいて」と呼び掛けると、ゆかなは「みなさ~ん、いい子にしてましたか? は~い、今日は、そういう感じでいいんですよ」と続いた。お母さんのような温かい呼び掛けに、客席から歓声が起きた。

 ゆかなは司会から「プリキュアでいつか、かなえたい野望は?」と聞かれると、しみじみと語った。

 「みんなが、ずっと夢中になってくれるコンテンツでいてほしいな。(シリーズ各作品)その年ごとの熱量で、全力で走っていただいている。ついてきて、応援してくれる人がいる…その循環が続いたらいいな。(各作品のバトンが)つながったから、今があるんだよ」

 シリーズの本質的な部分を突いた、ゆかなの答えにファンも納得の表情だった。