アイドルグループ、アンジュルムが28日、東京・タワーレコード渋谷店でトリプルA面シングル「次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる」の発売記念イベントを行った。

 イベント前に、メンバーがリハーサル取材に応じた。昨年11月に加入した、熊本出身の上国料萌衣(16)は、故郷で起こった地震について、家族や友人は無事といい「被災された方がたくさんいる。早く戻ってほしいと思います」と神妙に話した。友人らからは「安心してね」と連絡を受けているというが「帰れないのは分かっているけど、帰りたい」と複雑な表情を浮かべる場面も。和田彩花(21)は「私たちはパフォーマンスで何かを伝えられたら」と話した。

 また、来月開催するコンサートツアーをもって、グループとハロー! プロジェクトを卒業する田村芽実(17)は、新曲タイトルにもかけて、「『恋ならとっくに始まってる』感じですか?」と取材陣から突っ込まれた。田村は「えーっ、そんなことないです」と話しつつ「ミュージカル女優としての夢をかなえるために卒業するので、ずっとミュージカルに恋しているので、いつか結ばれたいです」と切り返し、メンバーからも「大人だなあ」「うまい!」と褒められる場面もあった。

 同曲は、スマイレージからアンジュルムに改名後(14年)、初めてつんく♂が作詞作曲を担当した。田村は「私のせりふで始まって、歌(割り)で終わります。つんく♂さんがわたしの事を考えて書いてくれたと聞きました。これからも歌を大切にという言葉もいただきました」と感激していた。