「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのディズニーが贈る、“生きる力”があふれ出す奇跡のエンターテインメント巨編「ジャングル・ブック」(8月11日日本公開)。今年4月のアメリカ公開時、3週連続で週末興行ランキング1位を記録した大ヒットを受け、ディズニーはすでに続編製作を決定している。

 ジャングルに取り残された人間の赤ん坊、モーグリ。オオカミの家族に引き取られた彼は、幸せに暮らしていた。しかしある日、人間への復讐心に燃える恐ろしいトラのシア・カーンが現れ、モーグリの命を狙う。ジャングルの仲間に助けられながら逃げるモーグリ。シア・カーンの言うように、人間である彼はジャングルの“脅威”なのか、それともジャングルに光をもたらす“希望”なのか…?

 映画のみどころは、なんといってもジャングルの映像美。木漏れ日や滝のしずくが、まるでジャングルにいるかのような感覚を生み出す。驚くべきことに、ジャングルも動物もCGで描かれ、すべてのシーンがロサンゼルスで撮影されたのだ。屋外プールをジャングルに変身させた見事な映像クオリティーを、アメリカ情報サイト「The Wrap」は、「『アバター』(09年)以来の心奪われる映像」と絶賛する。

 リアリティーあふれるのはジャングルだけではない。モーグリの仲間であるオオカミ、ヒョウ、クマなどの動物たちも、毛並から動きまで野生のリアリティーに満ちている。その一方で、ふとした瞬間に見せる人間らしいしぐさが、観客の心をぐっとつかむ。そして、それぞれの動物の個性あふれるキャラクターが、笑いあり涙ありの物語を作り上げている。

 主役モーグリには、子役を含む2000人もの候補者をものともせず、一回のオーディションで選ばれた12歳の新人ニール・セディ。ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、ルピタ・ニョンゴ、クリストファー・ウォーケン、スカーレット・ヨハンソンら豪華俳優陣が声優として動物たちに命を吹き込んだ。監督は「アイアンマン」シリーズ(08~13年)の大ヒット・メーカー、ジョン・ファヴロー。ハリウッド最高峰の映像制作チームを率い、美しいジャングルで繰り広げられる感動のストーリーを描いた。

【ハリウッドニュース編集部】