俳優の佐藤二朗(47)が、乳がん闘病中の小林麻央(34)のブログを「すごく意義の大きいブログ」とし、エールを送った。

 麻央は先月1日にブログを新設。医師から「がんの陰に隠れないで」と言われたことがきっかけで、自ら病気のことを発信していくことを思い立ち、がんが発覚するまでの経緯や、がんを告知された当時の心境などを赤裸々につづっている。

 がんの転移がリンパ節や肺、骨にもおよんでいることや、「ステージ4」であることなども告白。それらを知ったときのショックや激しい動揺、家族への思いとともに、「私はステージ4だって治したいです!!!遠慮している暇なんてありません!!」「5年後も10年後も生きたいのだーっあわよくば30年!いや、40年!50年は求めませんから。だってこの世界に 生きてるって本当に素晴らしいと、感じるから」と病に立ち向かう前向きな思いを力強くつづっている。

 佐藤は3日夜にツイッターで麻央のブログに言及。麻央本人との交流は「10年くらい前にスタジオの廊下で数分お話をしたくらい」とのことだが、「いま闘っている人、これから闘う人、幸運にも闘う必要のない人、いろんな人のために、すごく意義の大きいブログだと思う」と心を打たれ、「小林麻央さん。心から、エールを送りたい。頑張れ」とつづった。

 麻央ブログについては作家の志茂田景樹氏も自身のブログで「たとえ端くれでも作家だから分かる 現実をただ受け入れただけではこんな文章は書けない。大変困難なところを乗り越えないと 精神はこの文章を書くのに耐えられないだろう」と作家の視点で分析し、自身もそのブログの内容に「その前を向いた心の姿勢に打たれ 涙をこらえることができなかった」と明かしていた。