桃井かおり(64)が15日、都内で行われたドイツ映画祭2016「HORIZONTE」記者会見に出席し、出演した映画「フクシマ・モナムール」(ドリス・ドリエ監督、日本公開未定)をPRした。

 東日本大震災後の福島を訪れたドイツ人女性が、仮設住宅で暮らす年配の芸者(桃井)と心を通わせていく姿を描く。撮影は昨年春、福島県南相馬市で行われた。

 同映画は2月のベルリン映画祭に出品され、幅広い作品を集めたパノラマ部門の優れたドイツ映画に贈られる「ハイナー・カーロウ賞」を受賞した。監督らとともに会見に出席した桃井は「南相馬の人たちは(運命に)負けていなくて、弱ってない。生命力強く映っている姿をぜひ、見てほしい」とアピールした。