マルチタレントとして活躍する湯原昌幸(69)が15日、新曲「マッチ/笑い飛ばせばいい」の発売記念として募集した川柳を表彰する最終選考会を都内で行った。

 曲のタイトルにからめ、「暗いことの多い時代をマッチで少しでも明るく照らしたい」との願いを込めて「笑い飛ばしたい話」をテーマに募集した。応募期間は8月24日の新曲発売日から先月18日までの約3カ月間。全国から300通を超える作品が集まった。

 ワインが賞品の「湯原昌幸賞」には、広島県男性の「爪に火をともした金でネイルする」と、埼玉県男性の「鍋いっぱいカレー残し 妻旅へ」の2作が選ばれた。

 「爪に-」については「私のかみさん(荒木由美子)も月に2回、ネイルサロンに行っている。昔はエナメルを爪に塗っていただけなのに、今は結構お金をかけているんだよね。美を追求する姿がけなげです」と選考理由を説明した。

 「鍋-」については「これは僕も体験しています。最初にカレーを食べて、次はカレーうどんにしたり…。妻が『旅』だからいいけど、『家出』だったらシリアスですよね」と笑いながら共感していた。

 来年は70歳の節目を迎える。「今年は天中殺だったけど、あっという間に終わってつらいイメージはなかった。エネルギーをためた1年なので、来年は爆発しますよ」と鼻息荒く語った。