ＮＨＫ連続テレビ小説「べっぴんさん」（月～土曜、午前８時）に、芳根京子演じるヒロインすみれを支える「栄輔」役で出演していた歌手で俳優、松下優也（２６）が、来年１月放送分から再登場することになり、２２日、発表された。

　松下はこの日、神戸市立博物館で行われた特別展「古代ギリシャ－時空を超えた旅－」の開会式に出席。席上で「１月の放送から栄輔が再登場することになりました。また、『べっぴんさん』のチームに戻ってこられてうれしい。役者としても、共演者に再会できるのは楽しい。数カ月ですけど、成長した姿を持ってこられたらなと思います」と報告した。

　松下はすみれの幼なじみ潔（高良健吾）の友人、栄輔役で、終戦直後を描いていた１１月２６日放送分まで出演。闇市で潔と再会し、ともに坂東営業部の再興を目指していた。すみれに戦争で亡くした妹を重ね、ヒロインを支えていたが、その後、姿を消していた。

　明るく、元気なキャラクターで“イケメン”。視聴者人気も高く、インターネット上では「栄輔ロス」との言葉が飛び交っていたが、これについて松下は「『栄輔ロス』については、僕自身まったく実感がなく、半分信じられませんでした」と照れながらコメント。

　「物語の後半は、時代を昭和３０年代に移し、すみれさんの娘・さくらちゃんが成長して、新たなドラマが展開していく」と説明。年明け、松下が再登場するころには、舞台の設定は昭和３０年代になっているといい「意外なカタチで栄輔が戻ってきますので、ご期待いただければ」と話していた。